2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『東京物語』

小津安二郎の『東京物語』を見る。 何を今さら? の感はあるかも知れないが、まぁ、見ていなかった のだから仕方がない。 これまた近くのレンタルショップに無く、常々見たいと思っていた 映画なのである。 さて、年老いた老夫婦が東京に出てくる筋書きは知…

蚊の季節

月に一度のデッサン講習会。 いつものように、加藤くんに講師をお願いし、撮影ラフの 描き方を指導してもらった。 人物クロッキーをふんだんに盛り込み、なかなか充実した 内容だったのではないかと思う。 帰りがけ、これまた例によって、缶チューハイを1本…

ドイツというきっかけ

昨日の続き。 というか、またちょっと違った切り口の話。 カードゲームというものに興味が出てきて、それを加速させたのは テーブルゲームのメッカがドイツと知ったことだった。 ドイツには10年ほど前に一度行き、機会があれば是非また訪れたい と思っている…

ガンダムという縁

いろいろなイメージの整理がつきつつある。 まだ何も終わったわけではなく、もっと言えば始まったわけですら ないのだが、ある種の高揚感に包まれている。 きっかけになったのは(ここでも二三度触れたことのある)昨年 10月の富野由悠季の記事だった。 今日…

寄り道とグイン

会社が六本木にあった頃の名残りで、みずほ銀行の口座は 六本木支店に開いている。 で、その口座に自動引き落としの依頼をかける必要があり、 朝はそちらへ直行した。 幸い開店まもない時間に到着できたため、用件はさっさと 片付いた。 天気も良く、余裕を…

麻雀放浪記

仙台に住む南くんが、誕生日プレゼントということで阿佐田哲也 『麻雀放浪記/青春篇』の文庫本を送ってくれた。 真田広之主演の映画は見たが、小説は読んでいなかったので嬉しく 読み進めている。 で、これがおもしろい。 話の流れも楽しいが、何かこうサバ…

夏休みの記憶

会社のビルの空調設備が故障。 まったく冷房が効かなくなってしまった。 冷却ガスが漏れたそうで、破損箇所の部品の取り寄せと ガスの再注入で復旧には3日ほどかかるとのこと。 詳しいことはよく分からないが、何だかそんな話だった。 仕方がないので窓を開…

久しぶりの韓流

韓国映画『ファミリー』を見る。 巷の評価がどうだったのか、さっぱり知識がないが、 DMMの紹介を見て良さそうだったので借りてみた。 で、かなり満足。 『冬のソナタ』に始まった韓流ブームはすっかり 沈静化した感もあるが、その世界はけっこう嫌い ではな…

早起きと買い物とバジル

忙しい一日。 4時半に起きて、手紙を書いたり、メモ帳を整理したり。 で、昨晩、子供たちが「6時からランニングに行きたい」と 言っていたので声をかけてみるが、結局起きない。 仕方がないので、ひとりで走りに行った。 朝食後もあれこれと事務作業を続け、…

再利用

社内向けに配信している出版ニュースがなかなか好評なのだが、 出版ニュースとは言っても真面目な情報ばかりではなく、 編集後記などではおもしろいサイトを紹介したりしている。 中でも人気が高かったのは、ここ。 『ボケて』。 1枚の写真、あるいはイラス…

親子の映画

巷では『グラン・トリノ』が話題になっているが、すっかり映画館 から足が遠のいてしまっているわたしは、イーストウッドの昔の 映画に走っている。 本日届いたのは『Honkeytonk Man』。 全体としては少し乗り切れないテンポではあったのだが、何だか 懐かし…

六本木へ

Adobe Design Summitを観覧するために六本木へ足を運ぶ。 基本的には聴衆としての参加だったが、最後のトーク セッションには、直属上司の丸田さんが出演。 わたしはそこで使うPowerPointを作ったりしたので、 半関係者的な立場だった。 よって、若干ドキド…

公園で

「暖かくなったら公園で飲みましょう」と言っていた紫藤くん、 綾野さんという雅びな名前の二人と、麻布十番のとある公園へ。 公園隣のコンビニでビールを買い込み、宴。 要するに、外で過ごせる季節になったので、安価に飲もうという わけである。 彼らはわ…

初夏と墓穴

窓ガラスに貼ってあったエアーキャップの防寒材をはがす。 いささか季節に遅れを取った感はあるが、わたしの部屋は とにかく寒いので、今一つ踏ん切りがつかなかった次第。 しかし、さすがにもう大丈夫だろう、と。 今夜などは、夜の空気も生暖かい。 で、調…

中間テストでパジャマを思う

赤ちゃんの生まれた友人を見舞うために、妻が外出。 男三人で留守番である。 いつもなら間違いなくスーパー銭湯に行くところだが、 明日から長男が中間テストなので、本日は家で大人しく していることに。 わたしもいろいろやりたいことがあったため、家の中…

川崎と水道橋と麻布

朝一で散髪に行き、いつものように丸刈りに。 その後、文房具店で買い物をして、歩いて川崎の教育 会館なる建物まで行ってみた。 そこは安く会議室を貸してくれるので、カードの研究会 (と言っても、要するに遊ぶわけだが)を開けないかと 思っている。 所…

誕生通知で法事を思う

先週末の疲れが尾を引いているのだろうか? 今週は、やたらと眠りが深い。 泥のように眠るという表現があるが、正にそんな感じである。 朝のまどろみもないままに、起きねばならない時間が来る。 量的にも7時間しっかり寝ていて、結果的にまたぞろ早起き 生…

微妙な超人

さて、『笑う超人』である。 結論から言うと、ほぼAmazonに書いてある通りの感じだった。 良いところも悪いところも。 まず、良い点で言えば、談志の落語が本当に素晴らしかった。 あんな風にしゃべる人を初めて見た気がする。 何か、普通の「しゃべる」とい…

天元から超人へ

『天元突破グレンラガン』の最終回を観賞。 あぁ〜、終わってしまったぁ〜。 このところの密やかな楽しみだったので、終わってしまったのは 非常に残念。 しかも、このマンガはいろいろとネタばれになりやすい部分が 多いので、あまりあれこれと書けない。 …

巨人たちの友情

先週の金曜日が澁澤龍彦の誕生日だったので、それをきっかけに 少し調べものをしたところ、『旅の仲間 澁澤龍彦×堀内誠一 往復書簡』という書籍の存在を知る。 この本、しかも編者は巌谷國士である。 寡聞にして、二人に交流があったことは知らなかったのだ…

このところ、カードというものに強い興味が出てきている。 それが「活字」というシステムに触発されたことは少し前に書いたが、 もう一つ大きなきっかけになったのは、富野由悠季のインタビュー だった。 曰く、「そこでもう1つ重要なモーメントは、他人のコ…

風と自転車とディスコ

午前中はマンションの修繕委員会。 まじめな話である。 修繕そのものについてはさして問題はないのだが、ついでに 処理しようとしている二つのことが悩ましい。 一つは風の問題。 北側からの風が強くて、玄関の扉が開けにくい住居がある。 もちろんそれは今…

長くて楽しい一日

おそらく、ここ数年で最も濃い一日だったのではないだろうか。 メビウス×浦沢直樹×夏目房之介のイベントを見るために、 御茶ノ水の明治大学へ。 13時半開始に対して、当初は10時の集合を予定していた。 が、先行した京都のイベントが大変な人手であったこと…

○×の勉強ではなく

帰宅すると、長男が何やらネットで調べものをしていた。 社会の宿題で「国境のない世界は実現可能か?」ということを 考えなければならないらしい。 そのための情報収集とのこと。 が、別段ネットに関するリテラシーが高いわけではないので、 かなり四苦八苦…

メビウスつながり

メビウスの東京イベントを社内で紹介したところ、「実際のバンド・ デシネが見てみたい」という声が少なからず出てきた。 そこで、『euromanga』の企画者フレデリック・トゥルモンドさん にお願いし、バンド・デシネの紹介をしていただいた。 とは言っても、…

ネオダダイスムは、1950年代後半から60年代にかけてアメリカで 起こった美術ムーブメントである。 ジャスパー・ジョーンズやロバート・ラウシェンバーグが代表的な アーティストであり、美術評論家ハロルド・ローゼンバーグが 名付け親だった。 ダダイスムと…

あらためて「昭和」を思う

1980年代について、考えてみたいのである。 しばらく。 本上まもる著『〈ポストモダン〉とは何だったのか』は、 大変に読みやすい。 思想史の見取図を(著者自身の言葉を借りて言えば)暴力的 なほど、手短に教えてくれる。 ひとまず、大きな見通しが立つ。 …

好きなものを堪能した一日

親友・岡本親子とこどもの国で落ち合う。 わが家からは、わたしと息子二人。 岡本家からは彼と息子の暁くん二人で、総勢男5人のパーティー とあいなった。 この場合のパーティーは、宴会という意味ではなく、チームと いう意味ね。 で、レジャーシートを広げ…

ネオダダイスムについて書こうと思ったが、その前に少しだけ 寄り道をしておきたい。 それは、フランク・ステラのシェイプド・キャンバスである。 第二次世界大戦を通して、世界全体の政治的・経済的中心は ヨーロッパからアメリカに移り、それに平行して美…

Perfumeとポストモダン

ひょんなことから、とある友人経由で10日(日)に開催される Perfumeコンサートのチケットがまわってきた。 Perfumeは常々気になる存在だったので、快くお誘いを受ける ことにした。 ただし、時折耳にしていたくらいで、アルバム等を通して聞いた ことはない…