夏休みの記憶

会社のビルの空調設備が故障。
まったく冷房が効かなくなってしまった。
冷却ガスが漏れたそうで、破損箇所の部品の取り寄せと
ガスの再注入で復旧には3日ほどかかるとのこと。
詳しいことはよく分からないが、何だかそんな話だった。
仕方がないので窓を開け、外の風を入れた。
わたしの席は窓に近いので、いい風が吹く時には冷房を
つけているよりずっと気持ちが良かった。
一方、風の通りが悪く、うだるようになっている場所も
あった。
文字通りの「風水」と言える。
ともあれ、自然な空気の中で机に向かっていると、何と
なく「夏休み」という感じがした。
身体の外にまとわりつく、ある種の不快感と折り合いを
つけながら作業を行うこと。
「夏休み」って、そうだったよなぁ〜。