Perfumeとポストモダン

ひょんなことから、とある友人経由で10日(日)に開催される
Perfumeコンサートのチケットがまわってきた。
Perfumeは常々気になる存在だったので、快くお誘いを受ける
ことにした。
ただし、時折耳にしていたくらいで、アルバム等を通して聞いた
ことはない。
それでは楽しさ半減だろうと思い、急遽レンタルショップに行き、
棚にあった3枚のアルバムをまとめて借りてきた。
DVDに目を通し、CDの方は一日中かけっぱなし。
テクノ音の可愛らしさと3人の仲睦まじさ、そして広島弁という
あたりが、わたしにとってぐっと来るところのようだ。
いずれにせよ、彼女たちの歌声が、この休みのテーマソングに
なるはずである。
音楽というのは、どういうわけか、時代の記憶に結びつきやすい。
ある時期に集中して聞いた曲は、後から聞くと、その時の記憶が
一気に呼び起こされていく。
ところで、時代の記憶と言えば、読書の方では、本上まもる著
『<ポストモダン>とは何だったのか』を読み始めた。
副題は「1983─2007」。
読み始めたばかりだが、1980年代のキーワードが丁寧に綴って
あり、とても懐かしい。
いや、懐かしさだけを求めた本ではなく、あらためて「ポスト
モダン」という概念に取り組もうとする意欲的な論考である。
わたし自身も(別のきっかけではあるが)同じようなことを
考えているので、大いに参考になりそう。
1980年代に起きた「『ポストモダン』という概念をモダンの
ヴァリエーションとして消費した」現象が、その後の時代を
分かりにくくしてしまったように思われるのだ。
あっ、そうだ。
明日こそは、ネオダダイズムについて書かなければ。