インドとチトン

楽しみにしていた、『チャンドニー・チョーク・トゥー・
チャイナ』は残念ながら今ひとつ。
がっくりするほどではなかったが、インド映画独特の
淫靡さが無くて残念。
ハリウッドで作った分だけ、脱色された感じだった。
いずれにせよ、期待が大き過ぎたか…。
一方、大きな期待を持って見ても、それ以上に楽しませて
くれるのが、『伊集院光のでぃーぶいでぃー』である。
まずは「アクトレスが泣くのです!選手権の巻」を見たが、
見事におもしろかった。
わざわざ笑ってしまうシチューションを作り、その流れの
中でどれだけ涙を流せるかを、女優同士で競う大会。
優勝しても、賞品・賞金は無く、ただ「偉い!」と言って
もらえるだけという、大変ストイックかつ低予算な企画
である。
いいなぁ〜、そういうの。
また、笑わせる仕掛けが何ともおばかで素晴らしい。
これまたネタばれになるのであまり詳しく書かない方が
良いと思うが、ちょっとしたイタズラがずらり。
作ってても楽しいだろうなぁ。
そんな風に思わせること自体が凄い。
やはり、恥豚様リスペクトである。
ちなみに、ご存知ない方もいらっしゃると思うので付記
しておくと、「恥豚」というのは伊集院光が自分のことを
呼ぶ時に使うあだ名。
そういう自虐性がまた心憎いのである。