四国のニュース

穴吹工務店会社更生法の適用を申請した。
負債総額は1,510億円とのこと。
大変な金額である。
四国における、過去最高額の倒産という記事も見た。
さて、別段この会社にうらみはないのだが、新幹線で広島に
帰る途中、やたらめったら看板を見せられて辟易としていた。
マンションにつけられた大きなロゴだけでも品のないところ、
田んぼの立て看板も山ほど。
その印象は、一昨年、社員旅行で高松に行った際に決定的と
なった。
もぉ、町中に「穴吹」という看板があふれているのである。
それは、ちょっと異常な自己顕示欲を思わせた。
量や大きさもさることながら、人名がそのまま使ってある
ことが、なおのこと嫌気を誘うのだろう。
ともあれ、だからと言って、今回の倒産を「ざまあみろ」
ということではない。
そこで働いていた人の生活を思うと、むしろ心が痛むばかり
である。
ただ、本日駆け巡ったニュースの中だけでも、創業一族
(とは、つまり穴吹一族)の暴走が伝えられていた。
畢竟、無闇に力を誇示する経営が行われていたのだろう。
それはまさしく、田んぼの中の立て看板。
まわりに日陰を作っていたであろうこと、想像に難くない。
再建に際しては、名前の出し方というものを是非見直して
もらいたいものである。