青い海

以前勤めていた会社の同僚・山田夫妻と、現在勤めて
いる会社のOG・淵上さんが遊びに来てくれた。
例によって、焼鳥でおもてなし。
残念ながら、先日チャレンジしてみたカムジャタン
芳しくなかったため、わたしが人にふるまえる料理は
あいかわらず焼鳥のみである。
ともあれ、それに関してはずい分こなれてきていて、
本日も喜んでもらえたようだった。
そもそも味付けの問題ではなく、ポイントはもっぱら
炭火。
料理と言っても、材料を切って串に刺すだけだから、
その部分にうまさの秘密はない。
みんなが喜んでくれるポイントは、「炭火で焼く」
という、正にその一点に集約される次第。
ところで、一昨日から『ブルー・オーシャン戦略
という本を読み始めた。
競合が血で血を洗うレッド・オーシャンを抜け出し、
新しい市場を目指そう! という本。
その新しい市場のことを「ブルー・オーシャン」と
呼ぶ。
わたしが友人庶子にふるまう焼鳥は、確かにその
概念に合致している。
料理がうまいかへたかで言えば、わたしは知識も
技術もないし、レッド・オーシャンでは戦いようも
ない。
が、ひとまず人を呼んで、食べられるものを供する
ことができるのは、「炭火」という、一般家庭には
ないファクターを絡めているからである。
それは正に「ブルー・オーシャン」。
本来は、そういうことを仕事でやるべきなのである。
感覚はつかめているわけだから、「あと一歩」という
気がしている。