料理とネット

カムジャタンが作りたいと思っている。
今のところ、人に振る舞える料理といったら焼鳥しかないので、
そのあたり「いかがなものか」と思い始めている次第。
で、他の料理にも挑戦してみたいのだが、ポイントは二つ。
まず、妻が作ってくれるものは、避けたい。
それを提供できる人が家の中にいるのなら、同じものを作れる
ようになっても実りが薄い。
彼女が作ろうとも思わないものをレパートリーに加える方が、
一家としては生産的である。
今一つのポイントは、みんなで食べられるもの。
パーティー料理というか、宴会料理というか、そういうものを
作りたいのである。
要するに、酒とセットのイメージね。
その意味では、簡単にできる肴をたくさん覚えるなんてのも
魅力的なわけだが、それはまた次のステップということで。
まずは、逸品料理をドカン・ドカンと習得したい。
で、カムジャタン
何故に? の感はあると思うが、味のことは理由がつけづらい。
端的に、わたしはそれが好きなのである。
次点、パエリャというのも浮かんでいるが、それだとちょっと
お酒にあいづらい。
ただし、サングリアも一緒に作ればいいのかな?
ともあれ、そんなこんなの興味が伸ばせているのは、ネットが
あるおかげなのかも知れない。
というのも、わたしのような人間が片手間に料理を覚えようと
したら、かつては本を買うしかなかった。
が、例えばこの場合、その方法はあまりに無駄が多過ぎる。
わたしが作ってみたいのはカムジャタンであって、韓国料理
全般ではない。
加えて、誰か一人の作り方を知りたいわけではなく、自分が
作り易い(とは、周辺で手に入り易い材料で作る)方法を
考えたいのである。
それはまるで、インターネットの原初的な理想を追うかのよう
である。
料理を研究と思えば、合点がいく。