今日も展示会へ

友人の川田さんが神楽坂にあるスペースで展示会を開いているので
顔を見せにいく。
彼女はしばらくマイクロソフトで働いていたのだが、その後郷里に
戻り、金沢でアンティーク着物とスイーツのお店を開いた。
今回は、いくつかの着物を持参しての、展示・販売会である。
とはいえ、ほとんどが女性ものなので、わたしはもっぱらお話しを
するために行ったただけ。
3年ぶりくらいだったろうか。
短いながらも、近況を伝えあい、楽しい時間を過ごせた。
昨日の淵上さんの場合もそうだったが、展覧会って、そういう点が
楽しい。
作品発表、あるいは販売という側面はあるものの、長らく時間が
空いてしまった人同士が会うには、格好のきっかけと言える。
そういう捉え方は、いわゆるアートのプロフェッショナリズムとは
異なるわけだが、今ではそれで良いと思っている。
長い間、死物フェティシズムとしての美術館システムにしっくり
しないものを感じていて、どうにもそこを目指すという意欲が湧か
なかった。
言葉を変えて言えば、アート・マネージメントのようなものには、
どうも眉に唾をつけてしまう次第。
死んで飾られるものより、動いて楽しいものの方がいいな、と。
故に、書物の解体としてのカードと「遊ぶ会」である。
それはまるで『トイ・ストーリー2』のよう。
う〜ん、映画に例えられると、やっぱりしっくり来るなぁ。