テスト作りは宝隠し

仕事でDTPに関するテストを作っている。
少し前には出口が見えない感じになっていて、
かなり頭をかかえていたのだが、ようやく長い
トンネルを抜けた感じ。
いくつか選択肢があったうち、最も面倒くさい
方法を選択したのが良かったようだ。
往々にして、そういうものである。
で、4択のテストを作っているわけだが、これが
段々と楽しくて仕方がなくなってきている。
正解は1つ。
あとの3つは、要するに間違いというか「嘘」を
考えるわけで、そういうの大好きなのである。
「もっともらしい嘘」ってヤツね。
小さい頃絵を描くのが好きだったのは、そこには
ないものがあるように見えるという、その錯覚に
ひかれたからだと思う。
結果、美大に進学し、線遠近法を専門的に勉強
したりもした。
写実主義というのは、画材を画材に見えなくする
ことだから、そこにあるのはやっぱり「隠す」
楽しみなんだよね。
ということを、再認識した今日。
それはまるで、宝を隠すゲームのようである。
教育もまた、見せつける手法よりも、何かを隠し、
探してもらう流れの方が良いのかも。
それを突き詰めたものが「密教」ということなの
だろうか?