バガボンドから一夜明け

久しぶりに仕事で頭に来た。
そういう場合はだいたい人に対してである。
自分のことを棚に上げた失礼な物言いに、思わずカチンと
来た次第。
が、平行して奇妙な懐かしさも覚えた。
以前はこんな感情をもっと頻繁に持っていたなぁ、と。
要するに、「そんな言い方をしなくても」という人が
まわりにもっといた気がするのだ。
そういう人が徐々に減っていったのには、まぁ、いろんな
理由があるだろうが、嫌な態度を取る人を事前に察知し、
ある程度の距離を保てるようになったからかも知れない。
君子、危うきに近寄らず。
天下無敵とは「どんな敵にでも勝てる」ということでは
なく、「敵がいない=敵を作らない」ことらしい。
確かに、「無敵」という字面からは、そう考えられる。
もちろん自分がその境地に達しつつあるとは到底思って
いない(証拠に、今日は怒ったわけだ)が、ベクトルと
しては、悪くないんじゃないだろうか。
要するに、そういう言い方をさせていたのは、他ならぬ
自分だったとも言える。
軽く反省。