今日は文学

会期終了真際の堀内誠一展を見るために、世田谷文学館へ。
京王線の盧花公園駅である。
道すがら、というか電車の中では、先頃新しくマイミクに
なっていただいた、もけさん推奨のアリス・マンロー
『林檎の木の下で』を読む。
おもしろい。
というわけで、文学な一日なのであった。
さて、展覧会は大変丁寧に企画・設営されており、思って
いたよりも(という言い方はやや失礼だが)大変良かった。
パリに移り住んでからの、手描きの地図やイラストも素敵
だったが、国内にいらっしゃる時の仕事では『Olive』に
グッときた。
『an an』や『POPEYE』も良いのだが、何故だろう? 
『Olive』は、とても楽しそうなのである。
表紙のワクワク感がすごいというか…。
いずれにせよ、堀内さんのお人柄ということなのだろう。
澁澤龍彦との共同作業に見られる暗黒チックな側面から、
子供用の絵本の純粋無垢なタッチまで。
その全てに、並々ならぬ好奇心を持って接している感触が
伝わってくる。
好きこそものの上手なれ、かな。