メビウス、クレパックス、高山宏

先の帰省で、メビウス関係の記事が載っている『スターログ』を
3冊とクレパックスのマンガが載っている『SF競作大全集』を
実家から持ってきた。
それらはけっこう貴重な歴史資料だったりするのだが、わたしが
実家で死蔵していても何ら活きないので、BD(バンド・デシネ)
研究者諸子に活用してもらいたいと思った次第。
というわけで、BD研究会の主催者である原くんに譲り渡すべく
品川駅で落ち合った。
原くんとは時折顔を合わせていたものの、ゆっくりと話すのは
久しぶりである。
よって、用件とは別に、あれこれと楽しく語りあった。
やはり、きちんと勉強をしている人の姿勢(というか態度)は
素晴らしい。
加えて、原くんは大変に聞き上手である。
わたしの埒もない話にも、気持ちの良い合いの手を入れてくれる。
いや、そもそも一見荒唐無稽に思える観念の連鎖を楽しめること
こそ、われら高山学派が持つ共通の資質である。
原くんに初めて会ったのは、4年ほど前。
mixiを始めて間も無い頃だった。
立教大学で開かれる、高山先生の授業を受けに行きましょう」
と誘ってもらったのがきっかけ。
「学恩」とはまた違うのだが、われわれの間にある友情もまた
高山宏さんに受けた恩義の一つと言えるだろう。