人それぞれの歩き方

以前、必ず何かを食べながら出勤している女性を見かける旨
書いたことがあるが、彼女は食べ歩きをやめてしまった。
「しまった」と書くと、何だか残念なニュアンスになるが、
変わった光景が減ったのは確かにちょっと残念なことである。
このブログを読んだはずもないが、恐らく「見られている」
と思って、気がそがれたのではないだろうか。
いや、そんなにジロジロ見ていないですよ。
それに、わたしに限らず、少しく奇異な目で見る人はあった
はずで、そんな雰囲気を察知したと思う次第。
そういう奔放な行動は、まわりが気にしていないと思うから
こそできるのではないだろうか。
一方、会社の近くでは、いつも携帯でしゃべりながら歩いて
いる女性を見かける。
こちらは、行動それ自体としては珍しくないが、毎日必ず
というのは、やはりちょっと不思議である。
一体誰と話しているのだろう?
けっこうニコニコしているので、恋人か旦那さんだろうか?
しかし、電源が入っていなかったりすると、一気に別の話に
なってしまう。
そう言えば、志茂田景樹さんは新幹線の中で物語りをテープ
(当時ね)に吹き込み、それを秘書が起こすと言っていた。
もしかしたら、そんなことかも知れない。
ともあれ、歩くだけでも人は千差万別。
ちなみにわたしは、歩く時に荷物を持っていないだけで、
幸せを感じることができる。
それも、最近機嫌の良い理由なのだと思う。