アルバムとカード

久しぶりの製本講習。
山崎曜さんに、「三つ目綴じで作るハガキ用アルバム」を
教えていただいた。
綴じ方自体は簡単だが、その分表紙に手間をかける設計。
4枚の厚紙に布を貼り、内2枚を貼りあわせて表紙とした。
背には革をご準備いただき、なかなか立派な作り。
貼りあわせる工程が多いので、もっぱら糊仕事である。
このところカードへの興味がふくらんだこともあって、
「糊」というもの、あるいは「糊」的な効果からずいぶん
遠ざかっていた。
が、丁寧に糊を使うと、塊感(とは、要するに存在感)の
あるものができる。
綴じること、結ぶことの魅力を再確認した次第。
というか、それが魅力的であるからこその解体の欲求で
あり、カードへの傾倒だったとも言える。
一方、山崎さんのお宅では(というか、お宅でも)カード
ゲームが流行っているという話をお聞きする。
先日「ごきぶりポーカー」などを持ってお邪魔したのだが、
かなり楽しんでもらえたらしく、ご家族であらためて購入
されたとのこと。
そのあたり、嬉しい交歓である。