日陰と飲み物

日中ずっと部屋の中にいる生活が長いせいか、ここへきて
ぐっと体力が落ちてしまったせいか、直射日光に当たるのが
つらい。
結果、朝なども日陰を求めて歩いてしまう。
あの道を通っていたのをこの道に変え、道路の向こう側を
歩いていたのをこちら側に変え…。
通勤経路/夏ヴァージョンというわけだ。
それはいいとして、さらに困っているのは、冷たい飲み物が
気持ちいいこと。
「おいしい」というのとは、ちょっと違う。
喉を冷たいものが通っていく、その感覚がいいのである。
もともと冷たい飲み物が大好きで、自分が死ぬと分かったら
冷たいものをお腹が壊れても壊れても飲んでいたい、という
妄想すら持っている。
最後の晩餐も、冷たい牛乳でいいかも知れない…。
そんな感じだから、日中必死にがまんしても、夜になって
冷たい麦茶を一杯飲んでしまうと、飲むことを止められなく
なってしまうのである。
それは、お酒が止められないかのよう。
いや、実を言うと、お酒が止められない理由の半分くらいは
その「のどごし」が好きだから。
親しい友人の何人かは、そのことを知っている。
要するに「飲む」のが好きなのである。