糊の話

公私ともにやること一杯。
あれぇ〜、そうなんだっけ? という感じ。
メモ帳の埋まり方は先週とあまり変わっていないはずなのに
昨日・今日と妙にあわただしい。
ともあれ、それでも相変わらず機嫌は良いのである。
思うに、長い間ひっかかっていた結ぼれが解けた感じ。
それほど強力に「カード」というメタファーが作用している
わけだが、一昨日読んだ『不安定だから強い』に興味深い
指摘があった。
曰く
「観念は糊なのである。
 糊によって、身体はさまざまに癒着している。
 癒着していることも効果的ではあって、それを有効に
 使おうとするのが、身体をねじった動きである。
 糸をよりあわせ、糊を浸みこませてギュッとねじれば
 丈夫な棒になる。そんなイメージ。
 突っ張るけれど、自在性には欠ける」と。
そぉ。
どうも、問題は「糊(的な意識)」だったのかも知れない。
強い信念なんていうのも、そうした糊の一種である。
上記引用部のように、それはそれで効果的ではあるのだが、
自在性に欠ける。
「命を賭ける」なんていうのも、それに似ている。
で、今朝歩きながらそんなことを考えていたら、ふと
あの素晴らしい愛をもう一度』と『銭形平次』の主題歌が
よく似たレトリックを使っていることに、気づいたのだが、
そのことについてはまた明日。