広告考

いつものように、次男と一緒にスーパー銭湯へ。
例によって、サウナと水風呂を何回か往復した。
で、サウナにはテレビがついているわけだが、今日は
世界の果てまでイッテQ!』の特番をやっていた。
イモトという女の子がキリマンジャロに登るという。
まずもって、何の必然性があってそんな企画が動いて
いるのか、軽くつまづく。
だから、「高山病の危険を冒してまで」と言われても
「だったらやめれば」としか思えないのである。
さらに言えば、その程度の興味しかわかないものを
CMのたびごとに引っぱられては、ドンドン白けて
寒くなるばかり。
サウナなのに…。
昨今、テレビの凋落は目も当てられないが、要するに
そうした(CMを見せるために、大げさにひっぱる)
テレビ的文法が、リアリティを失っているということ
なのかも知れない。
もっと言えば、CMというもの自体のリアリティが無く
なってきているのかも。
その点について言えば、ネットもまた別種の問題を
かかえている。
規制がゆるい分、人の欠点などをあげつらうものが
多く、見ていて不愉快この上ないのである。
つまり、広告・宣伝というもの自体の在り方が、
問われてきているのではないだろうか?
きちんとした製品情報を、真摯に伝える宣伝が増えて
くれれば、メディアの質もまた変わるのかも知れない。