まぼろしとあざみ

『悪魔の手鞠唄』の2話から7話(最終話)までを一気見。
もともと巷の流行とは関係なく、見たいものを見るスタンスだった
のが、オンラインレンタルを始めてから一層加速した感がある。
近所のレンタルショップならば「置いてないなぁ」で終わっていた
ものが見られるようになった。
まぁ、時間の使い方としては、良いような悪いような…ではあるが。
さて、『悪魔の手鞠唄』である。
全体としては話に少々無理があり、トリックにも目を見張るものは
ない。
ただし、金田一耕助シリーズの魅力はまずもってその雰囲気である。
だから、いろいろぬるい部分があったとしても、それはそれとして
許せてしまう。
古谷一行が頭をかいているのを見ているだけで楽しい、という感じ。
そして、このシリーズの(「最大の」と言っても過言ではない)
魅力はエンディングテーマ、茶木みや子の『まぼろしの人』である。
ここ数日、懐メロ話ばかりで恐縮だが、オンタイムで見ていた時も
ドラマの最後にこの曲を聞くのが本当に楽しみだった。
ちなみに、セカンドシリーズのエンディングも同じく茶木みや子で
あざみの如く棘あれば』。
これがまたいい。
同じ雰囲気を持ちながら全然違う曲で、ちょっとした奇跡である。