フォークな日

『パッチギ』を見て以来、『あの素晴らしい愛をもう一度』の
前奏が頭から離れない。
なので、今日はお昼休みに思わず、YouTubeで当該楽曲を探し、
聞き入ってしまった。
この歌は、少しもの悲しくて、それでいて何だか妙にカラッと
している。
いや、昔にこだわってはいるのだけど、それが絶対に元には
戻らないことを知っている諦めがあるというか…。
フォーククルセダーズはわたしの世代ではない。
ただ、年の近い叔母さんが持っていたレコードに
帰ってきたヨッパライ』が入っていて、それが好きで
よく聞いていた。
しかし、とても残念なことに、その叔母さんさんは、若くして
ガンで亡くなってしまった。
ちょっと小洒落たところがあり、田舎で暮らす子供にとっては
知らない文化を教えてくれるお姉さん的存在だった。
見本を見ながら塗り絵をしていたら、
「そのままの色を塗ってもおもしろくないじゃん」
と指摘されたことを思い出す。
その人がもはやいないことが、なおさらその歌を感慨深い
ものにしている気もする。
いい歌だと思う。