『おみくじ』完成

このところかまけていたコンテンツがひとまず完成した。
題して『おみくじ名刺』。
これから先のライフワークとして「カード(ゲームやカード状
のもの)」について研究していこうと思っている。
それが何故なのか、どんなことをしていくつもりなのかは、
ちょっと長くなるので、また別の機会に。
ともあれ、その手始めとして、「名刺」というものについて
考えてみた。
名刺のおもしろいところは、自分のことを示すために自分が
持っているものなのに、最終的には他人に(できれば大切に)
所有してもらいたいという、倒錯した欲望をまとっている点
である。
で、その倒錯を肥大させたらどうなるかということを考えて
いて思いついたのが、名刺に「おみくじ」をつけること。
しかし、ただそれがつくだけでは、その場ですぐにポイとなる。
所持してもらう時間を延ばすためには、それをサイトとリンク
させ、そこに結果を載せる方が良いのではないかと考えた。
そして、ならばいっそ「名刺」とはいえ、URLだけが書いて
あるだけで良い。
開いた先に名前とメールフォームがあれば済むのだから。
というわけで、結果を示す100ページのコンテンツをしこしこ
作っていた次第。
似かよった体裁なので、自ずと「コピー+ペースト」が多く
なり、左手が痛くなった。
さて、この『おみくじ名刺』には特典もついている。
最初は「大吉」を大当たりにしていたのだが、何だかそれは
あざとい感じがするし、むしろ「凶」にこそつくべきでは
ないかと考え直した。
自ら望んだわけでもないクジを引かされ、しかも悪い結果を
つきつけられるというのは、何とも失礼な話だから。
一応「大吉」にも利得は残したが、そちらは控え目に。
いずれにせよ、それらの特典は、該当する数字が記入された
URLカードと引き換えになる。
で、告知を一つ。
名刺は本来初めてお会いする人に渡すものだが、
>この記事を読んだ既知の方々
お会いした時に「おみくじください」と言っていただければ
一度だけ引いていただけます。
といったわけで、そんな仕掛けを作ったおかげで、既知の方
とも、初めましての方とも、お会いすることが以前よりも
さらに楽しみになっている。
そう思えることが、わたし自身にとっての、この仕掛けの
効能なのである。