偏食考

長男が中学生になり、弁当生活が始まった。
今後、妻は大変である。
一方、小学校の給食はおいしくないらしく、
次男はしきりと長男をうらやましがっている。
かくいう長男も小学校の給食が嫌いだった。
わたしも好き嫌いは多い方だったが、それほど
給食に悪い思い出はない。
しかし、あらためて思い返せば、スパゲティ・
ナポリタンはつらかったなぁ〜。
味というより、臭いがダメだった。
では、弁当は良かったかというと、わたしの
弁当は毎日、ご飯とトンカツと林檎だった。
もう一品、卵焼きか何かがついていたと思うが、
基本はその三品。
母に尋ねると
「あんたぁ、それしか食べんかったから」
と言うのだが、いやぁ〜、他のものも食べたと
思うよ、俺。
中学・高校の6年間、弁当はそのメニュー。
まぁ、それで済んだのだから、それで良かった
のだろう。
母の卓見というべきか?
何かにつけ、わたしは飽きっぽいのだが、こと
食べものに関しては、同じメニューで大丈夫。
それは、悪くない性質だと思う。