甘える主人公たち

20周年記念ということらしく、今日は『ちびまる子ちゃん』を
1時間やっていた。
結果、『サザエさん』はお休み。
わが家では、意外に『サザエさん』に人気があり、特に予告後の
ジャンケンを子供たちは楽しみにしている。
ただし、わたし自身は『ちびまる子ちゃん』も『サザエさん』も
実はあまり好きではない。
特に『ちびまる子ちゃん』は、年々苦手になってしまった。
元からではない。
初めてさくらももこの原作を読んだ時には、声を出して笑って
しまい、以降しばらくは大好きだった。
が、まる子にはズルいところがあって、それを直そうともせず
延々と見せられるのが、段々つらくなってしまったのである。
学習しないというか、進歩がないというか…。
同じ理由で『ドラえもん』ののび太もあまり好きではない。
人間、誰しもズルい部分や弱い部分を持っている。
が、そこからほんの少しでも踏み出そうとする意志がわたしは
好きなので、ギャグマンガとはいえ、弱さに甘える主人公を
見せられるのはつらいのである。
ドラえもん』には「夢がある」的なことを言われるが、
あんなに便利なモノで甘やかしたら、ろくな人間にならない
だろうに…と、ついつい思ってしまう次第。
とはいえ、今日の『ちびまる子ちゃん』は良い話で、不覚にも
ウルッときてしまった。
その世界観みたいなところは、やっぱりいいんだよなぁ〜。