これはちょっとまずいのでは…

中学受験が終わったので、久しぶりに長男・次男と三人でスーパー銭湯へ。
わたし自身は例によってサウナに入りびたったわけだが、いつもより少し
遅い時間だったので、テレビで『バンキシャ』をやっていた。
で、これがあまりにひどい内容で胸が悪くなる。
テーマは中川昭一の G7会見と麻生首相の求心力低下だったが、報道の
中立性など微塵もなく、ただのネガティブ・キャンペーン
悪い評判ばかりを積み上げていた。
政治がどうのという以前に、人の悪口を怒濤のように聞かされて、それで
気分が悪くなったのである。
わたしは別段、中川昭一麻生太郎のファンではなく、むしろどちらかと
言えば反自民ですらある。
が、そのわたしが見てもこの番組はひどかった。
そもそも、中川昭一の会見には陰謀説が流れている。
「女性記者たちに薬をもられた」というもの。
もちろんその真偽は分からない。
お酒で失敗しそうだという評判もあったようだし、脇が甘かったことは
事実だろう。
が、映像を見るに、あの呂律のまわらなさは、お酒や眠気を通り越して
いる感じがする。
そして、帰宅後あらためて調べてみたら、同席した記者は日本テレビ
原聡子、読売新聞の越前谷知子ブルームバーグの下土井京子。
要するに『バンキシャ』を放送している日本テレビ自体が、のっけから
絡んでいるではないか…。
「陰謀」という言葉を使うとうさん臭くなるが、日本テレビの本件への
関わり方は少なくとも「ヤラセ」だと言える。
自局の記者に原因を作らせておいて、その失敗を喜々として取り上げて
いるのだから、もはやそれは報道などではない。
ましてや、国際的な失態を誘因し、大臣一人を辞任させたのだから、
バラエティのネタを仕込んだレベルとは根本的に違う。
また、読売新聞のサイトから越前谷知子に関する情報が削除されている
ことは知っていたが、これなんかもすこぶる気持ちが悪い。
中川昭一麻生太郎アメリカからの無茶苦茶な要求を突っぱねている。
その点に関して言えば、立派な政治家であるが、マスコミはそれらを
ほとんど報道しない。
また、中川昭一アメリカの戦争責任について言及したこともある。
そんなこんなをググッたら、『日本テレビとCIA』なんて本もあった。
バンキシャ』のコメンテーターに、郵政をアメリカに売り飛ばした
竹中平蔵が呼ばれているにおよんでは、何をかいわんや。
恐いなぁ、もぉ‥。