歌と芝居

久しぶりのアニソン・カラオケ。
例によって、持ち込みができる川崎の格安カラオケ店で9時間半。
過去最長である。
今回は、最初から午前の部と午後の部に分けて、機種変更をする
つもりだったのだが、午前の部で希望の機種を使えなかったため
夜の部も含めて三部となった。
その結果の9時間半。
通常われわれは、実際の放送画面を豊富に出してくれるDAM
選択するが、ここにきてJOYSOUNDが新しいサービスを開始した。
その名は「アフレコ」。
当該店にはこれをできる部屋が一部屋しかなく、かつ部屋指定の
予約はできないため、午前中空振りしてしまったのである。
まぁ、JOYSOUNUDで歌うには歌ったが、そこはやや不完全燃焼。
結果として、午後の部が終わって、再度チャレンジした次第。
「アフレコ」は歌ではなく、セリフを当てる遊びである。
「とうとう、そんなところまで…」と思われるかも知れないが、
実のところ、この遊びの方がカラオケよりも古くからあったとも
言える。
思い返せば、ビデオが津々浦々に普及したのは80年代に入って
からで、それまでわれわれはテレビから音声だけをカセット
テープに録音して楽しんでいた。
当然セリフを覚えるわけで、『ガンダム』は言い回しのおもしろさ
もあって、これが大変に楽しかった。
なので、実はこの「アフレコ」のような遊びがあっても良いと思い、
10年くらい前から友達に話したり、出版社の知り合いに投げて
みたり、果ては音響関係の仕事をしている人に相談したりしていた。
が、あまりに畑の違うところで、それをビジネスに育てるほどの
スキルはわたしにはなく、「まぁ、いつかはどこかの会社が実現
してくれるだろう」と、思っていた。そんな企画だった。
で、実際にやってみた感想としては、「おもしろい!」。
遊べるシーンがまだ限られているのだが、それでも2時間半は
あっという間だった。