豆まきと鉢まき

家に帰ると、玄関の前に豆が散らばっていた。
「おぉ〜。節分だったか」
『星の王子 ニューヨークへ行く』のようである。
花びらが落ちているのを見て、父親が来たことを知るシーン。
あそこはバカバカしくて良かった。
さて、それはそうと、現在長男は中学受験の真っ最中。
おそらくそこに行くことになるだろうと思われていた(とは、
つまり本命)日本大学中学校には無事合格したので、母親は
ひとまず胸をなでおろしている。
父親はと言えば、まぁ、そこまでの力みはない。
「禍福はあざなえる縄のごとし」と思っているわけだが、かと
言って、家族が喜ぶ姿を否定することもない。
そういう意味では、メタ喜びという感じだろうか。
あっ、何か「メタ喜び」っていいな。
ともあれ、明日はいよいよ本人の第一希望、武蔵工業大学
付属中学校の試験である。
それをもって、彼のここ数年の苦労は一旦幕を降ろす。
頑張れ、息子。