妄想的な幸福

インパクトのある夢で目が覚める。
駐車場に止まっているベンツの運転席にいる自分。
回転テーブルを使って方向を変え、駐車場からそのベンツを
外に出す役割なのに、そもそも回転テーブルの使い方がよく
分からない。
「一旦車から降りるなんていう、非効率な仕組みになってる
 はずはないよなぁ」
と、四苦八苦している内に急発進。げっ!
左斜め前に止まっていたBMWに、フロントノーズの形が
変わるほど激突してしまう。あぁ〜ぁ。
「こりゃぁ、外出どころじゃないなぁ…。いや、そもそも
 修理費、何十万なんだ?」
と、思いっきりへこんだ後、徐々に「あっ、これは夢かも」
と、考え始めて目が覚めた。
それが夢であったことの嬉しさたるや!
おそらく仕事が始まる緊張感からなのだろう。
大変にわかりやすい。
さらに言えば、ことが車の衝突だったのも、昨日サウナで
見た『爆笑珍マシン大集合!』の記憶が引用されたはず。
情けないくらいに、わかりやすい。
ともあれ、「これが夢だったらいいのに」と思う場面で、
それが本当に夢だった時の喜びは(実は過去何度かあるが)
格別である。
何も増えていないのに、かなり強い安堵感。
これ、実はけっこう今後のトレンドかも知れない。
いや、ホントに。