懐かしい音

昨晩、家に帰るとBS2で『ホット・ロック』という映画をやっていた。
最後の5分ほどを見られただけだったが、とても懐かしかった。
シナリオ的にはかなりB級映画チックで、特別良いわけでもないのだが、
おそらくこの作品はわたしがもっとも数多く「聞いた」映画である。
鍵はロバート・レッドフォード
映画館で最初に見た(東映マンガ祭りなどではない)大人の映画は
明日に向かって撃て!』だった。良いスタートである。
で、その1本ですっかり映画好きになると同時に、ポール・ニューマン
ロバート・レッドフォードのファンになった。
これまた健全なスタートである。
で、くだんの『ホット・ロック』はロバート・レッドフォードが主演。
それだけでもポイントは高かったのだが、テレビ放映に際しては
野沢那智が声をあてるということでさらに喜んだ。
当時、野沢那智はもっとも好きな声優の一人だったのである。
そして、今ならビデオやDVDに録るところ、まだまだそんなものが
普及していない時代だったため、カセットテープに音声だけを録音し
せっせと聞いていた次第。
そうなると、ロバート・レッドフォードは全然関係なくなるわけだが、
そこは気分の問題である。
というわけで、『ホット・ロック』の音は大変に懐かしく、昨日も
最後に流れる曲を聞いただけでグッときてしまった。
そう言えば、カセットテープの方には最後の解説まで入っていて、
それが荻昌弘さんだったことも思い出した。
これまた一番好きな映画評論家だった。