雨と数

雨である。
季節がら、冷たく感じる。いわゆる「氷雨(ひさめ)」である。
そんな雨に降られると、決まって昔のCMを思い出す。
『COSMOS』という科学番組のあい間に流された、IBMのもの。
日本語にはさまざまな雨の名前があるという内容だった。
ちょっと違うヴァージョンで、桁の名前を唱えるCMもあった。
一(いち)十(じゅう)百(ひゃく)千(せん)万(まん)億(おく)
兆(ちょう)京(けい)垓(がい)禾予/のぎへんに予(じょ)
穣(じょう)溝(こう)澗(かん)正(せい)載(さい)極(ごく)
恒河沙(ごうがしゃ)阿僧祇(あそうぎ)那由他(なゆた)
不可思議(ふかしぎ)無量(むりょう)大数(たいすう)
桁の名前はそれで覚えた。
確かロケットが打ち上げられるヴィジュアルだったと思う。
さて、『COSMOS』と言えばカール・セーガン
横内正さんの声がピッタリだった。
あるいは、ヴァンゲリスの音楽(特に『Albedo/0.39』)にワクワク
したものである。
ちなみに、アルベードというのは反射率のことで、0.39は地球の数値。
で、「あっ、そう言えば、案外そのCMもネットにあるんじゃないの?」
と思って検索をかけたら… あった
しかも、『COSMOS』のオープニング付。
う〜ん、探せばあるわけで、要はそういうものを見たいと思うかどうか
(見たいと思って探すかどうか)って時代なんだなぁ〜。