父と息子の相克

町山智浩さんが、オリバー・ストーン監督の映画にからめて
ジョージ・ブッシュのことをブログで書かれている。
「ブッシュは父の愛を求めて3千人を越えるアメリカ兵と
 十万人を超えるイラク人の命を奪った」と。
なるほど。そういうことだったのか…。
わたしは、歴史的にはブッシュはヒトラーと並んで評される
ことになるだろうと思っている。
それくらい、イラク戦争は無茶苦茶な所行である。
が、当人はそうした歴史的な評価も気にしていないらしい。
そのことも書かれている。
ただし、ブッシュ本人が強い意志を持ってことを起こしたと
いうよりは、田中宇さんのブログなどを読むと、アメリカを
自滅させようとする一派に踊らされた感も強い。
だから許せるわけではなく、だから一層情けない話と言える。
父と息子の相克は、いろいろな物語にかいま見られるが、
フィクションであればハッピーエンドに持っていける。
古くは『巨人の星』など。
小さい時「これって、プロ野球界全体を巻き込んだ親子喧嘩
の話だよなぁ」と思ったものである。
まぁ、そのラストが果たしてハッピーだったかどうかは微妙
かも知れないが、少なくともまわりに迷惑はかけていない。
「夫婦喧嘩は犬も喰わない」と言われるが、親子喧嘩はどう
なのだろう?