秋休みと食卓

朝、子供たちが起きてこない。
妻も「起きなさい」と声はかけているものの、いつものように
焦った様子がない。
聞けば秋休みとのこと。
なるほど。
通っている小学校は公立だが、前後期の2期制なので、その間の
休みということらしい。
ただし、日数的にはわずか5日間。昨日の祝日と土日を除けば、
実質2日である。
夏休みが8月一杯ではないので、それとあわせれば別段休みが
増えたことにはなっていない。
むしろ少ないくらいか?
あるいは、先生は後期の準備に追われたりしているのかな?
などと思うと、何だか世知辛さばかりが感じられてくる。
ともあれ、春夏秋冬それぞれの名前がついた休みがあるという
のはちょっといい。
幼少の頃、秋休みがないという不均衡に、軽い居心地の悪さを
感じていたからである。
それと、秋と言えばやはり秋刀魚だが、わが家は母親が嫌い
だったので、その魚が食卓にのぼることはほとんどなかった。
納豆もしかり。ついでに言うと、プリンも。
まぁ、後ろ2点はもちろん秋とは何の関係もない。
そんならちもないことを考える、秋の夜長である。