薬とふりかけ

昨晩寝る前に飲んだ頭痛薬が微妙に効いた感じである。
スッキリとしたわけではないので、「微妙」と書いた。
何はともあれ、風邪は一段落してくれたらしい。
わたしの場合、通常最後は鼻水がしばらく続くのだが、今回は珍しく
頭痛がしめくくりだった。
そう言えば、頭痛薬を飲むこと自体、随分久しぶりである。
最初に飲んだのは、中学生の時。
その時のことは今でもハッキリ覚えている。劇的に効いたのである。
しかし、それはそれでかえって恐くなった。
「何だか、成分が強過ぎるんじゃないの?」と思い、以来ほとんど
飲んでいない。30年間で、おそらく2回か3回だと思う。
女性は生理痛があるため、飲む人はけっこう頻繁に飲むのだろうか。
高校生の時に、中毒的に飲んでいる子がいたのを思い出した。
かくいうわたしも、ビオフェルミン錠やら正露丸やら、お腹関係の
薬にはけっこうお世話になった。
それとお世話になったと言えば、薬ではないが、「旅行の友」という
ふりかけである。これは実によく口にした。
で、あらためてググッてみたら、何と! もともとは呉海軍の御用達
だったのね。ちょっとビックリ。
味もさることながら、「リョコウノトモ」という、軽くシュールな
名前の響きも好きだった。ただ、小さい頃は漢字も読めなかったし
音の響きだけでは意味も分からなかった。
「旅行に持って行くもの」というニュアンスを把握したのは、随分
後になってからである。
それが分かって初めて、パッケージの子供の頭に切符が貼り付いて
いることにも合点がいった。
あぁ〜、何だか食べたくなってきた。