そこじゃなかったか…

風邪は良くもならず悪くもならず、現状維持といった感じ。
つい2週間ほど前、「あまり風邪をひかなくなっている」と書いたばかり
なのに、格好の悪いことである。
そんなわけで本日は一日中ダラダラ。
ベッドで本を読んだり、次男をピアノに連れていったり、QBハウス
髪を切ってもらったり…。ふと気づけば夕食だった。
さて、本の方はあいかわらずガウディ関係をつまみ喰い的に読んでいる。
何冊かの本にあたっているうちに、個人的には、「カサ・バトリョー」が
一番好みということがハッキリしてきた。先日ふれたサントリーのCMも
この建物の中で撮影されたらしい。
他の代表建築は構造部分までガウディによって設計されているが、カサ・
バトリョーは改築工事であり、骨組みは普通のビルである。
なので、ガウディ得意のカタルーニャ・ヴォールトも使われていない。
つまり、装飾パーツが構造体をなめまわすようにまとわりついている
わけで、その過剰さがわたしの好みらしい。
特に内部のヌメッとした壁の質感にひかれる。陰影がエッチなんだよね。
好みの次点はコロニア・グエル教会だろうか。
磯崎新氏を始め多くの人が、これをガウディの最高傑作と言われている。
なるほどそうなのだろう。
バルセロナには17年ほど前に一度行ったことがあるが、あまり時間が
無かったのと、その時にはさほど強くガウディに興味があったわけでは
ないので、グエル公園サグラダ・ファミリアにしか足を運ばなかった。
残念なことである。
例えて言えば、東京に来て庭園美術館浅草寺に行っておくべきところを
東京タワーと皇居に行ってしまった感じ。
あぁ〜、それも格好悪い…。