悪い夢を見ると幸せになれる

久しぶりに悪い夢を見た。それもハッキリと覚えているくらい。
出だしは車の中。降りる真際に、何やら妻が失礼なことを言った。
それにカチンと来て、わたしも運転席から飛び出して妻を引きとめる。
「今のはないんじゃないか」と問答。が、ふと振り返ると車がない…。
あぁ〜、このあたり妙にリアルである。
わたしは人に気を取られている時が一番すきができてしまうからだ。
で、すぐ近くにあった交番に行き、事情を説明。
「鍵はつけたままでした」と。そりゃそうだ、あわてて降りたのだから。
ただし、そこんところは何週間か前に聞いた伊集院光のラジオの影響
でもある。
スーパーの駐車場で車を盗まれてしまったおばさんの話。
「鍵はどうされました?」と尋ねる係員に。
「そりゃ、あんたたちがいるんだから、つけたまんまよ!」と吠える。
いわゆるモンスター・カスタマーである。
閑話休題
お巡りさんと話しているうちに段々と意識が戻ってきて、
「おや? これは夢ではないか?」と思った刹那、じわりと目が覚めた。
当然のことながら現実には車は盗まれておらず、良いことがあったわけ
でもないのに、妙に幸せな気分になれた。
「夢なら覚めてくれ」という願いがかなったからか。
あれだね。病気をしてわかる健康のありがたさ、ってヤツだね。