人違いに気づく

家に帰ると『しゃべくり007』をやっていて、広末涼子
ゲストだった。
昨日の今日で、何だか不思議な感じ。
で、やっぱり可愛いらしいとは思ったが、あまりじっくり
見る気になれなかった。
というのも、素の反応は危なっかしい人という印象があり、
いつイメージを崩されるかとドキドキしてしまうから。
いかにもそういう内容の番組だしね。
広末涼子を最初にテレビで見たのは、かれこれ15年ほど
前のこと。
クレアラシルの宣伝に出ていて、とても初々しいと思った。
が、何かのインタビューで芸能界に入るきっかけを話して
いるのを見て、疑問符がつく。
「男っぽく見られていたので、見返してやりたかった」
のだと。
まぁ、気持ちは分からないではなかったが、「見返す」
という言葉は何とも不粋だった。
以来、ちょっと熱は冷め、強引に早稲田に入った時なども
「見返したいのかな?」と思ってしまった。
要するに、穿った見方しかできなくなった次第。
それがこのところ、離婚してからかな、色っぽくなって
いいなぁと思うわけで、だからこそ、まぁ、あんまり
変なことを言わないで欲しいな、と。
そんなわけで、テレビは結局5分くらいしか見なかった。
ともあれ、そのことを書こうと思ってちょっと調べたら
クレアラシルの宣伝は思っていたよりずっと新しいのね。
「あれ? 何と勘違いしているのかな?」
と考えて、さらに調べていて分かった。
あぁ〜、わたしが本当に好きだったのは、山田由起子
だったのだ。
それもこのCMの。
なるほど、エクボとクレアラシルでイメージがダブッて
いたらしい。
それはまるで、記憶の隙間を埋められたかのよう。