小よく大を制す

マンションの大規模修繕委員会。
2週間ほど前、6社の候補から見積りを取り、その中から
3社を選んだ。
今日はその3社による詳細プレゼンである。
この後多少のやりとりはあるものの、基本的には今日の
プレゼンと再提出されてきた見積りでほぼ決定になる。
総費用としては、7,000万円ほどの案件。
立場が逆だったら、かなり緊張する仕事だと思う。
で、結果は結果として、3社の様子を見て感じたのは
「大きな会社ってつまんない…」ってこと。
規模が大きい順に融通が効かず(=交渉の余地がない)
ひいては仕事を取りにくる熱意や工夫も薄かった。
いや、熱意はあったのかも知れないが、それが一旦冷ま
されている印象を受けた。
たぶん大きい会社ってのは社内規定が厳しくて、諸経費
などの算出率が決められているのだろう。
利益率とか、役員報酬とか、株主への説明責任とか…。
そんなこんなが絡みついて、身動き取れない感じだった。
「わたしたちではどうすることもできないんですよ」と。
世の中は大変な不況で、「寄らば大樹」という雰囲気も
あると思う。
しかし、大きいものにはいろんなしがらみもくっついて
いるわけで、その重さ分だけ動きも鈍くなる。
そんな、よく言われるようなことをあらためて、そして
具体的に見せられたプレゼンだった。
それはまるで、定番ドラマのよう。
畢竟、「活気がある」って「動ける/動かせる」って
ことなんだと思う。