革の感触と記憶

特に書いていなかったが、先週末、手帳を新調した。
ASHFORDというメーカーのもの。
半年ほど前から気になっていて、ようやく踏ん切って購入を
した次第。
使っていた手帳は、少々くたびれてはいたものの、不具合が
出たわけではない。
そういう買い替えは、わたしにしては珍しいのである。
ともあれ、新しい手帳のおかげで今週は気持ち(機嫌?)が
良かった。
その手帳の何がいいかというと、端的に手触りである。
革の加工についてよく知らないので、ズバリ表現することが
できないのだが、マットでしっとりとした感じ。
中面にはその手触りはなく、いわゆる普通の革の感触だから
やはり特別な加工が施してあるのだろうか?
メーカーのホームページに行ってみたが、詳しいことはよく
分からない。
ただ、そこにも「しっとり」という表現が見られるので、
狙った効果なのだろう。
何か、こう、ランドセルを買ってもらった子供のような気分
である。
と書きながら、わたしはランドセルを十分には使わなかった。
小学2年生の夏に岡山に引越したのだが、その校区はランド
セルではなく、もっぱら手提げを使う変わった習慣で、
ランドセルを背負っていると妙に目立ったのである。
そんなわけで、以来もっぱら手提げカバンを使うようになり
親を嘆かせてしまった。
う〜ん、そんなことを思い出そうとしたのではなかったの
だが…。