朝一の謎

朝起きたら裸…。
別段色っぽい話でも何でもなく、昨晩飲み過ぎたからである。
が、何故そうなっているのか、全然覚えていない。
時折、服を脱ぎながらベッドまでたどりつくようなことは
あるが、その場合でも下着は着ている。
さらに言えば、今日は部屋に脱いだ服が落ちているでもない。
で、脱衣所に行ってわかった。
パジャマと下着、それに脱いだズボンがきちんと置いてある。
つまり、帰宅して一旦は風呂に入ろうとして動いていたが、
その途中で寝ることにしたらしいのだ。
しかし、その場で寝るのではなく、裸とはいえ、ベッドまで
たどりついていたのは我ながら天晴れである。
そういう帰巣本能のようなものは強いらしい。
そう言えば、昨晩は一人でワインを2ビン飲んだもんなぁ…。
しかも、きちんと麻布十番から品川までも歩いたし…。
それに、家に着くまでのことはけっこう覚えている。
つまり、脱衣所でガクンときたのだな。
それはそうと、「だついしょ」と打つと「脱遺書」と変換
されるのが、気になった。
そんな言葉はないだろうに。