気楽にいくべし

久しぶりに、ちょっと嫌な気分になった。
憂鬱というほどではない。
ちょっとだけ…。
そういうのは、たいていディスコミュニケーション(つまり
人づきあい)の問題と相場が決まっている。
で、久しぶりだったが故に、あらためて分かったことがある。
それは、「わたしは威張る人に興味がないんだな」ってこと。
一昨日の中村宏さんのちょうど裏返しの話である。
自慢話や、人を貶める話に接していると、気分がすぐれなく
なる。
「あぁ〜、あの人やこの人も、そこが苦手だったのかぁ…」
と、思いいたった次第。
そして、恒常的にそうした人と接しなければならなかった
時期は、生活全般が沈んでいたように思う。
ところで、威張ることは実力とは関係ない気がする。
実力があって威張る人もいれば、人の挙げ足を取ることで
優位に立とうとする輩もいるから。
「威張りたい」という欲って何なのだろう?
存在の不安感? は、ある気がするな。
が、それだけならば、内にこもる可能性も高い。
寂しさ故か?
う〜ん、よく分からない。
そして、あんまり分からなくてもいいや、とも思っている。
マルセル・デュシャンの「深刻になるのだけは許せない」
という言葉が、ようやく腑に落ちてきつつある。