術と道、そしてドリル

月に一度のデッサン講習会。
「基本的なことをしっかり教えて欲しい」との要望があった
ため、今回の課題は「箱と円柱」にした。
イーゼルを立てて対象を描く、いわゆるオーソドックスな
デッサンの勉強である。
工夫を凝らした課題も楽しいが、正攻法の「絵を描く」こと
には清々しさがある。
そして、個性というのは、うまいへたに関係なく出るもの
なので、それを見せてもらえるのは本当に楽しい。
同じ鉛筆と紙を使って、どうしてそんなに色が違うのか。
違って当たり前とも思えるし、不思議と言えば不思議。
わたしは「術の小乗、道の大乗」という言葉が好きなのだが、
残念ながらアートは芸「術」である。
完成度とは別に、そのあたりの多様性に比重を置けば「道」
にしていけるのかも知れないが…。
ただ、「芸道」というのは何だかあまり響きが良くないな。
ところで、『グレンラガン』の観賞は順調に進んでおり、
昨晩から今朝にかけて6〜11話を見た。
で、11話良かったぁ〜。
なるほど、人気もうなずけた。