テレビの終焉

政治ネタはあまり好きではないのだが、それでもこのところの
報道には何だか尋常でないものを感じるため、思ったことを
書いておきたい。
「麻生政権が末期である」というアオリをいろんなところで
目にするが、本当に末期なのはマスメディア(中でもテレビ)
ではないだろうか、と。
中川昭一に関する日本テレビの動きが、あまりにも奇妙な旨
5日ほど前に触れた。
それは何もわたしだけの感覚ではなく、けっこうあちこち
指摘されているようだ。
しかし、関係したメディアは、自社の記者が犯した大失態に
ついて沈黙を決めこんでいる。
さらに言えば、多くの人が、小泉純一郎と竹中平蔵のデタラメ
気づき始めているというのに、テレビは未だにこの二人を持ち
上げようとする。
むしろ郵政民営化は、疑獄事件に発展する可能性すら出てきた
というのに…。
小泉が証人喚問に呼ばれた時、テレビ各局はどんな報道をする
のだろうか。
それでもなお小泉支持に固執するのもおかしいし、手のひらを
返したように指弾するのも気持ち悪い。
要するに、これまであまりにも無意味に持ち上げ過ぎたため、
つじつまが合わせられなくなりそう、という話である。
ところで、とあるサイトのアンケートでは、テレビの質が低下
していると答えた人が90%を越えていた。
そのテレビが、妄執と言わざるを得ないほど「麻生政権は信用
失墜している」と叫んでいるのは、本当に痛々しい。
人の悪口を言っているうちは、自分に矛先が向かないと思って
いるのだろうか。
いやぁ〜、そういうヤツが一番嫌われるんだけどね。
「褒めろ」とまでは言わないが、他人をけなしても偉いとは
思われないってことに、そろそろ気づいて欲しいものである。