大切にしたい会社と昼からの酒宴

『日本でいちばん大切にしたい会社』読了。
よい本だった。
等身大でコツコツと働く人々。そうした人たちの働ける場所を生み出す
ことを自らの使命と任じる経営者。
人を思う感動を仕事の中心にすえて考えていこうという本である。
行き過ぎたマネーゲームの崩壊にちょうどリンクしているとも言えるし、
もっと根本的な哲学とも言える。
ただ、おそらく(この本に限ったことではないが)わかる人にはわかり、
わからない人にはわからないことだとも思う。
「そんなことを言っても、利益追求あっての企業だろう」と。
いや、まぁ,それはそうなんだけど、勝って寂しさが残るなら、さらに
言えば寂しさすら感じられないほど鈍っているのなら、財をなしても
仕方がないと思う次第。
さて、昼過ぎからは高校の友人・大窪が遊びに来る。
これまた帰省の恒例行事である。
真面目な話から、あまり人には言えないような秘密の話まで。
飲んで話して5時間ほど。
ゆっくりとした時間の流れる、広島の日々である。