急な里帰り

役員のご尊父が亡くなられ、お通夜に参列するため広島へ。
偶然ではあるが、わたしと同じ広島のご出身なのである。
同僚などからの香典をあずかり、昼過ぎに品川から新幹線に乗る。
夕方、広島駅にほど近い斎場へ到着。
突然のこととて、ご家族は嘆き悲しむというよりも、
「まだ、ちょっと信じられない」という感じだった。
けだし、人の生ははかないものである。

夜はせっかくなので、呉の実家に帰って宿泊することに。
翌日の告別式は午前中なので、正味12時間ほどの滞在(その間に
寝るわけだし)ではあったが、両親は単純に喜んでくれた。
里帰りできた理由が理由なので、悲喜こもごもという感じでは
あったが、その理由もふくめて感慨深い、しばしの滞在であった。