浴衣を買う

とある必要があって、浴衣を買いに行く。
自分で服を買うのは何年ぶりだろう。
わたしはそのあたりに関してまるで無頓着なので、普段は妻が
買ってくれたものをそのまま着ている。
いや、今回にしても、自分で買うと言いつつも、妻に選んで
もらったのだから同じことである。
まぁ、それはいいとして、そもそも浴衣を買ったり着たりする
ことになろうとは思ってもみなかった。
きっかけを作ってくれた、藤原さんに感謝である。
ただ、全く興味がなかったわけではなく、実は和装は少し気に
なっていた。
一つには、おそらく楽なんじゃないだろうか、と。
特に、夏の浴衣や甚平は涼しそう。
また、日本人にはやはり和装の方が似合う気がする。
それは、背広があまり似合わないことの裏返しとして思って
いる。
たとえばアメリカ人には、痩せたり太ったり、はては着崩し
ていてさえ、背広が似合う人が多い。
その国で発達した服は、やはりその国の人が一番似合う気が
するのだが、それって先入観だろうか?
それと、金沢でアンティーク着物とスイーツのお店をやって
いる友人がいて、彼女のブログを読んでいることも、和装に
興味を持つきっかけの一つだった。
彼の地を訪れたことはないのだが、21世紀美術館を含め、
一度足を運んでみたいと思っている。