オンラインレンタルはシュルの末裔

天元突破グレンラガン』を5話まで一気見。
なかなかおもしろい。
ただ、「なかなか」であって、期待していたほどガツンとは
こなかった。
比べても仕方のない話だが、『新世紀エヴァンゲリオン』は
一話目からのけぞったものである。
ともあれ、DMMのシステムは1ヶ月に8枚のDVDが借りられる。
もっとたくさん借りられるコースもあるが、ひとまずはその
コースなので、4月はグレンラガン月間になるはず。
一方、他にも映画を30本ほど予約してある。
グレンラガンが貸し出し中なら、その中の何かが送られて来る
ことになる。
このシステムは、かなり興味深い。
必然と偶然が、新しい形で融合しているからである。
やがてテレビもネット的になり、置いてあるコンテンツを
勝手に見られるようになるという話がある。
で、そうなると、逆に何を見ていいか分からなくなってくる。
伊集院光も指摘していたが、『笑点』はやっぱり日曜の夕方に
見たい番組であって、好きだからといって平日の深夜に見るか
どうか…。
それは、自己責任による意志決定などという、無駄に重たい
システムが行きついた袋小路のように思われる。
どこかに偶然というか他律的時間をからめないと息がつまる。
人間の歴史は偶然の中に必然を見い出すことで発達したが、
今や必然のどんづまりを助けるために偶然が利用されようと
している。
今年は、シュルレアリスム宣言が出されてから85年目である。